2012年11月26日月曜日

板取宿の修繕

 先日屋根の修繕が終わった板取宿に行ってきました。

 修繕作業は9月から始まって11月に終わりました。

 この一連の修繕作業は、木の芽峠にある茶屋から始まって板取宿の家屋3軒の合計4軒の修繕でした。

 一連の屋根葺きの工程を見てきたわけではないんですが、茅で屋根を葺くと言うことは材料や職人さんの確保などで大変です。

 ススキ(屋根の原材料)はいたるところに生えていますが、それらの有効利用はされていませんし、職人さんたちも茅を葺く家自体が少ないので高齢化が進んで、若い人が育っていません。

 今回作業されていた職人さんは80歳代でした。

 技術の伝承がとても気になります。

 屋根の葺き替えが終わってきれいになった板取宿を紹介します。

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 この関所を超えると近江藩木の本に抜けます


 修繕されたのは手前左の一軒と右の二軒です。
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 石垣と石階段だけが残っています。
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 今庄ではつるし柿用の柿の木がいたるところに植えてあります。

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 米の収穫が終わった後のお仕事です。

 なかなかいい値段で売れるので、冬のボーナスといったところでしょうか。



 割った竹を利用した手洗い場
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 手前の家は屋根の上の部分を、下の家は左右の屋根を修繕しました。
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 新しい茅なので色が鮮やかです。
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 新しく修繕した部分は色が違います。
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 紅葉もだいぶ散りました。
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 もう少しすれば初雪が降りてきます。

 そして訪れる人もなくなり、静寂に包まれていきます。

 長期予報では今年は雪が少ないとなっていたんですが、やはり今年も雪が多くなりそうです。





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