2015年11月14日土曜日

今庄の吊るし柿作り(3)

 今年の吊るし柿作りが終わりました。

 今年は昨年とは柿の成り合いもよく、出荷数量も増えそうです。

 乾かした吊るし柿についている灰をお湯で洗い流して干します。

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 乾いたら柿縄をそれぞればらして50個になるように束ねます。

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 50個ふたつを結んで竿に掛けます。

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 お茶を飲みながら頂きます。 

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 近年は不作が続き来ましたが、今年は豊作になりました。

 出荷数も増えて農家にはいくばくかの収入になります。

 今庄の吊るし柿は福井県内では有名ですが、県外ではほとんど知られていません。

 それは色が黒く、一般に出回っているあんぽ柿のような鮮やかな色ではないためです。

 これはいかにも残念なことで、この状況をなんとかしたいと思っています。

 今庄の吊るし柿は何百年も前から旅人に提供されてきたもので、歴史があります。

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 またもう一つ弱いところは大きさが小さいということです。

 これは長良柿をという品種を使っているからですが、これを実が大きい他の品種で作ればそれなりに対抗できると思っています。

 上の写真は右が長良柿、左が他の品種で作った吊るし柿です。

 実が小さいとすくに難くなるんですが、大きい方は中がしっとりとしていて歯ごたえもいいです。

 これはまだ誰も作っていませんが、今後はこれに主力を置いていこうと思っています。







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