2015年3月30日月曜日

家の掃除とタヌキ

 雪もだいぶ溶けてきた春らしくなってきました。

 冬にはあまりしなかった部屋の掃除をしました、といっても一部屋だけですが・・・・・・。

 お天気は一日中晴れで気温も15℃位まで上がったので、ちょうどいいお掃除日和でした。

 まずは前の戸を開けて、ススキを「つし」に上げた際に出たゴミを吐き出しました。
 












 










 私の家は「ふくいの伝統的民家」です。
 


 大分きれいになりました。














 








 あと座布団をおけば完璧です。


のどかでワイルドな板取

 雪もだいぶ溶けましたが、まだ影には少し残っています。

 今日は部屋の掃除をしました。

 冬にはあまり行けなかったのと掃除も全然してなかったので、久しぶりにコタツをあげて春もようにしました。

 春もようと言っても散らかっていたものを掃除しただけですが・・・・・。

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 久しぶりに前のとを開けました。

 
 私の家は一応「ふくいの伝統的民家」ですが「いい大人の火遊びクラブ」でもあります。
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 柱時計の時間は合ってます、だいたいですが・・・・・・・・。

 長火鉢の周りに座布団を引けば完璧です。

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 部屋から見た外景色。
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 まだ雪が残っています。


 外を歩いていると・・・・・・・、
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 (恐らく)タヌキに出会いました。


 冬眠から覚めたばかりなんでしょうか、のろのろと歩いていました。

 着かれているのかまだ眠たいのかは分かりませんが、後ろから後をつけているのに気がつかないようでした。


 随分と痩せ細っていました。
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 それでもゆっくりと歩いて山の方に消えていきました。


 ワイルドな板取です。


 今週中には部屋もきれいに掃除をして、お客さんが来て泊って行けるようにする予定です。






2015年3月26日木曜日

柿の木の剪定

 昨日柿の木の選定を行いました。

 吊るし柿用の柿の木です。

 柿の種類は「長良柿」というあまり普及していない渋柿です。

 吊るし柿を作る農家もだいぶ減って来ていて、柿の木も伸び放題になっています。

 柿を取る時には梯子を架けてもぐんですがあまり大きくなりすぎると鋏が届きません。

 それで剪定をして木を小さくしておく必要があります。

 その剪定を行いました。

 梯子をかけて・・・・、

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 伸びすぎた枝を切って行きます。
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 伸びすぎた枝を切って行きます。


 切った枝はさらに細かくして囲炉裏で燃やします。
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 この火は3本切りました。

 ほかにも何本かあったんですが、木が大きくなりすぎていたためと杉の木に囲まれていたのであきらめました。  

  この木はあまり高くなっていなかったので、少しだけ切って終わりにしました。
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 柿の木は剪定しないと上え上えと伸びてしまうので、だんだん柿をもぐのが難しくなってしまいます。

 それで剪定をする必要が出てくるんですが、吊るし柿を作る人が少なくなってきているので自然と剪定をする農家も少なくなってきます。

 今回の剪定で今年はちょっと柿が少なくなるかもしれませんが、代わりに柿がもぎやすくなればと思っています。

 今庄の伝統的産業である吊るし柿を残していくためにも、頑張ります!!







2015年3月21日土曜日

道路の除雪

 今日お父さんが道に残っていた雪を除けました。

 毎日少しずつ雪除けをしていたんですが、今日で家までの道を開けました。



 これですっきりしたね。


 でも反対側はまだいっぱい残ってる。



 これじゃまだ車は入れないね。

 

 池には去年植えたクレソンがこんなに増えてたよ。


 クレソンって生命力が強いんだ!!


新しい住民 キューちゃんです。

 昨年はずーっと押し入れの中に入ったままでした。

 一時期ブログにも出て四季折々の板取の紹介をしてきたんですが、いつの間にか引っ込み思案になってタンスの中に入ったままになってました。
 
 外に出てみるとやはり茅葺きの家に住んでいたせいか顔やお洋服が煤だらけになってしまってました。

 それで少し恥ずかしかったので引っ込み思案になって出なくなりました。

 でもお父さんがそれに気づいてくれてお風呂にはいらせてくれて、お洋服のあらってきれいきれいしてくれました。

 それでまた今日から板取の紹介をしていこうと思います。

 まだまだ雪があちこちに残っている板取ですが、雪が解ければ車でも来られるし、家の中も見てもらえると思うし・・・・・・。


 「僕にはちょっと大きめの洗面器がお風呂です。」




 「お洋服を脱いで・・・・・・」



 お湯に浸かると中に水が入ってしまうので、タオルで優しく体を葺いてくれました。


道路の除雪

 板取集落の道路は石畳なので除雪車が入れません。

 なので人力による除雪となります。

 とはいっても真冬では雪が絶え間なく降るので除雪は難しくなります。

 春先になって雪がもう降らないだろうという判断で人力による除雪を始めます。

 数日前に手前まで除雪しました。

 今日は残っている部分の除雪をします。
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 取り除いた雪は横を流れている小川で溶かしました。
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 家の前までは開きましたが、車がUターン出来る場所がないのでまだ車では入れません。
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 その後、玄関前の雪囲いを取り外しました。
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 これでスッキリしました。


 玄関脇に置いていたススキをツシに上げました。
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 このツシに置いておくと囲炉裏でたいた煙や煤が煤について乾燥して腐りにくくなります。
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 あたし一人で集めたススキなので限界がありますが、このススキが屋根の補修に使われれば町の財政にも役に立てると思います。

 茅葺き屋根の家の保存には補修費というお金がかかります。

 その補修費を出来るだけ減らすことが目的ですが、燻されたススキが量産できるようになれば売ることが出来ます。

 町内には耕作放棄地が多くあり、そこにススキが群生しています。

 そのススキを利用出来れば産業化にもつながるんじゃないかと思っています。







2015年3月17日火曜日

囲炉裏と火棚の掃除

 今日は暖かい日でした。

 でもまだ雪は残っているんですが、久しぶりに戸や窓を開けて空気の入れ替えをしました。

 今週はこのようなお天気が続きそうなので家の周りに残っている雪もだいぶ溶けるでしょうね。

 今日は囲炉裏と火棚の掃除をしました。

 まず最初に囲炉裏に置いてあるダルマストーブを外に出して中の灰や煤を取り出しました。

そして、火棚の煤を払い落す前に、煤が落ちても簡単に集められるようにするために下にブルーシートを敷きました。

 煤は箒でこすり落としたんですが、竹と竹の間にも付いていたりしてなかなか綺麗には落とせませんでした。

 時間は少しかかりましたが、ようやく全体の煤を払い落すことが出来ました。

 次に囲炉裏の中に落ちているゴミや燃えカス、灰などを取り除いて自在鍵を取りつけました。

 なかなか良い雰囲気です。

 

 自在鍵には昔風の鍋をぶら下げてみました。

 なかなか良い感じですね。

 今日は囲炉裏のある部屋の一部しか掃除が出来ませんでしたが、明日からは他の部屋も掃除をしてどなたが訪ねられても恥ずかしくないようにしたいと思います。

 

2015年3月16日月曜日

板取宿の雪除け

 板取は山の上にあるので平地よりも多く雪が降ります。
 
 また気温も低いです。

 3月も半ばだと言うのにまだたくさんの雪が残っています。

 昔の民家では雪による傷みを防ぐ意味で雪囲いをしました。

 それもススキを立て掛けての雪囲いだったので風情がありましたが今では板に置き換わりました。

 


 板取では雪囲いが出来なかったので雪が直接板に当たります。

 だから板は濡れてカビが生えてきます。

 

 カビが生えるのを防ぐためにも雪囲いは必要なんです。

 遅ればせながら横の雪を取り除きました。

 

 これで窓が開けられます。


少しの晴れ囲炉裏と火棚の掃除間

 雪もだいぶ溶けて閉め切っていた戸を開けて空気を入れ替えました。

 外はまだ雪の世界です。

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 囲炉裏に置いていたダルマストーブも片づけて囲炉裏らしくしました。

 まず火棚(天)の煤払いから行ったんですが、1年でこれほどまでに貯まるのかと思うほどくっついていました。

 それで火棚の下にビニールシートを敷いて箒でこすり落としました。

 それはもうビックリするくらいの量でした。

 その後、外に出していたダルマストーブの中に溜まっていた灰を取り出して、煙突にも溜まっていたすすを払い落しました。

 でもう用済みなので仕舞いました。

 囲炉裏もゴミや灰や煤などが溜まっていたのでこれもきれいにしました。

 そして五徳を置いて自在鍵を取りつけ、鍋をぶら下げました。

 煮炊きはしなかったんですが、それらしい雰囲気が出ました。

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 まだまだ掃除しなければいけないところはたくさんwるんですが、あす以降に行おうと思います。

 お客さんに喜んでもらえるように・・・・・。