2015年1月29日木曜日

板取の冬(1月29日)

 冬なので当たり前ですが・・・・寒い日が続いています。

 でも2月に近くなってきたので雪もあまり降らなくなりました、今のところは。

 一日の寒暖の差が大きくなると屋根に積もった雪が溶けてそれが朝方になって凍ってツララが出来ます。

 一日中気温が上がらないと溶けずに残ります。

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 茅葺きの屋根はススキで出来ているので瓦の屋根のように大きなツララは出来ません。

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 屋根に積もった雪は屋根が急なので雪降ろしはしなくてもいいんですが、その代わり屋根からずり落ちた雪を除けるのに一苦労します。

 固くなっているからです。

 特に冷えた朝は表面が凍っていてカチカチになっているので、スコップが刺さりません。

 その代わり雪の上を歩けるんですが。

 気温が上がって暖かくなったり寒くなったりして雪は溶けて行って地面が出てきます。

 するとそこには雪の下でも青々とした草が葉っぱを広げて春を待っている姿を見ることが出来ます。

 冬なる前には葉っぱなんかはすべて枯れて、春になってから葉っぱを出してくると思っていた私の中の常識が無くなりました。

 自然から教えられることは多いと感じています。

 そして、それらの変化をじっくりと眺めて、逆らわないように教わりながら板取の使い方を考えていこうと思っています。

2015年1月23日金曜日

時計ストーブでお餅を

 普通の家庭では使われなくなった薪ストーブ。

 私の住んでいる今庄では農家の人は今でも薪ストーブを使っています。

 冬になって吊るし柿を作る時に柿を乾燥させるために使っています。

 普段は物置にしまってありますが・・・・・・。

 そのストーブを出してきて、板取の囲炉裏に設置しました。

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 普通囲炉裏には薪をくべるものなんですが、直接火をつけると部屋中に煙が蔓延して、灰もいたるところに降ってくるので薪ストーブはちょうどいいのです。

 しかもストーブの上でお餅も焼けます。

 つまり料理が出来るんですね。

 で囲炉裏を囲んでみんなが一緒に食事が出来るようになります。

 これってものすごくいいことだと思いますね。

 料理を囲んで一家団欒。

 単に囲炉裏で火を焚くよりずっといいです。

 ストーブは直径の大きななべから小さな鍋まで火にかけられるように丸い切りこみが入れてあるので便利になってます。

 鍋には直接火が当たるので直ぐに沸きます。

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 これだとガスを使わなくていいので経済的です。

 しかもストーブには二つ鍋が置けるので、何を作りましょうかね。
 
 しし鍋とか雑煮とか・・・・・・。

 夢が膨らんできます。






2015年1月22日木曜日

凍み乗り

 よく晴れた冬の朝、気温がマイナスだと雪の上をがぼらないで歩くことが出来ます。

 これは新雪の時には出来ません、

 真冬ではなくちょっと暖かい日や雨の日があった後、次の朝が冷え込んでマイナスになった朝は雪の表面が凍って固くなり歩けるようになります。

 大人は体重があるのでがぼることがありますが、子供は大丈夫です。

 この日は久しぶりに良く冷え込んだ朝だったので子供の帰って雪の上を歩きました。

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 雪の上に点々と足跡が・・・・・。

 雪は少しへこみますががぼりません。
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 この角度からは撮ったことがありません。
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 家の裏からのアングルです。

 点々と続く動物の足跡。
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 でも時々がぼります。
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 雪の重みで折れた枝と下を流れる小川
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 まるでクレバスみたい!!

 私んちの家が見えます。
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 小さな雪原
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 お墓も雪の中
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 手前にはクレバスが・・・・・。


 大人になると雪の上に乗るなんてことはあまりしなくなります。

 体重が重くなってがぼるからですが、よく晴れて寒い朝にはちょっと冒険してみるのも楽しいものです。

 子供のころに帰って、ウサギなどの足跡を追いかけるのも楽しいですね。

 時々がぼって長靴に雪が入ってきますが・・・・・。

 今の子供達にも体験してほしい雪の遊びです。






2015年1月7日水曜日

冬の板取宿

 冬の板取には静寂だけが支配しています。

 人の声はおろか鳥の声さえも聞こえてきません。

 まるで雪の国に来たような感じです。

 でも定期的に板取では火を焚いて家を乾かさなければいけないけないので行ってきました。

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 今庄365スキー場上る道からほんの少し離れているだけなんですが、集落が道の下にあるので板取の存在に気がつく人はあまりいません。

 車から見えないから仕方がないんですが・・・・・・・。

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 我が家です。
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 これくらいは少ない方です。

 ツララ
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